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Bifrostは「リモートアドミンツールによる個人情報漏洩」の記事中で使用しているRATだが、記事執筆後にバージョンアップはあったものの、既に開発は終了している。比較的メジャーなRATといえる存在であったため、現在でも使用しているクラッカーは少なくないだろう。もちろん、サーバーはアンチウイルスソフトに検出されないようCrypter等で改変されたものが使用される。
Bifrost Attackerは、Bifrostを使用しているクラッカーに対しての攻撃ツールでサーバーに感染したターゲットが接続してくるクライアントへアタックを行う。
実例は以下である。
まず、Bifrostサーバーに感染させ、クライアントに接続している画面だ。サーバーは通常、NO-IPなどのダイナミックDNSを指定してクライアントに接続させている(詳しくはリモートアドミンツールによる個人情報漏洩を参照のこと)。
ここではローカルでテストしているので、127.0.0.1、ポートはデフォルトの81を設定している。
実際には、このクラッカー側(クライアント)のアドレスをnetstatなどで取得し、Bifrost Attackerで、アドレスとポートを指定してアタックを開始する。
アタック開始数秒でクラッカー側のBifrostクライアントがダウンする。